2017年4月 7日
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)は、株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司、以下 ドワンゴ)が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」の、4月29日・30日に幕張メッセで開催する超巨大イベント「ニコニコ超会議2017」内で上演される「超歌舞伎 Supported by NTT 花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)」にて、昨年に引き続きICT技術を用いた新たな歌舞伎の実現にチャレンジします。
NTTでは、昨年行われたニコニコ超会議2016「超歌舞伎 Supported by NTT 今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」において、NTTの研究所が開発したイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」を用いた“分身の術”(図1)をはじめとする全く新しい歌舞伎演出や、歌舞伎の楽しみ方を広げる取り組みにチャレンジ(*1)し、多くの注目を集めました。
(図1)イマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」による"分身の術"
今回の超歌舞伎では、「Kirari!」のこの1年の研究開発成果(*2)を活用して、バーチャルとリアルが融合した演出を進化させたほか、昨年9月以来、国内展示会での出展を通じ多くの方々に体験頂いた、歌舞伎独特の化粧法である隈取と最新技術がコラボレーションした様々な仕掛けを楽しむことのできるインタラクティブ体験展示「変身歌舞伎」が「超変身歌舞伎」にパワーアップし、超歌舞伎に登場します。
(1)NTT、ニコニコ超会議2016とJapan KABUKI Festival in Las Vegas 2016にて、歌舞伎と最新のICT技術の融合を実現
http://www.ntt.co.jp/news2016/1604/160419a.html
(2)イマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」の研究開発が進展!
http://www.ntt.co.jp/news2017/1702/170213b.html
取り組みのポイントは、以下の通りです。
今作「花街詞合鏡」は様々な歌舞伎の舞台にもなっている「花街」で、中村獅童が演じる評判の男伊達「八重垣紋三」と、初音ミクが演ずる花魁「傾城初音太夫」との恋物語を上演しますが、艶やかな花魁道中の場面や、歌舞伎ならではの立廻りといった大きな見せ場において、NTTが開発を進めてきた、あたかもその場にいるような臨場感をあらゆる場所で感じることができる世界をめざすイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」の以下の研究開発成果を用いて、バーチャルとリアルが融合した新たな歌舞伎演出にチャレンジします。
昨年の“分身の術”を実現した、映像中の特定被写体を分離する「被写体抽出技術」については、この1年でアルゴリズムの高度化によって、さらに精緻で滑らかな被写体抽出の実現が可能になりました。(図2)
(図2)被写体抽出技術の進化
今年は本技術を用いて、会場の複数個所に置かれたカメラで捉えた歌舞伎俳優をリアルタイムに抽出します。
また、今年は複数の被写体抽出システムを同時に運用することにより、「八重垣紋三」と澤村國矢が演ずる「蔭山新右衛門」のそれぞれの分身同士がバーチャルで迫力ある立廻りを演出します。
スピーカを置いていない客席近くまで飛び出す音を作りだす「波面合成技術」という新たな音響再生技術(図3)を用いて、超歌舞伎の会場に、総延長36mにわたる240台のスピーカを客席を囲むように密に並べ、客席にまで飛び出す迫力ある音を作り上げます。
雷鳴や鈴の音などが、まるで音源が客席近くにあるかのように聞こえます。
アリーナの一部席のみの提供となります。
(図3)波面合成技術のイメージ
本件に関するお問い合わせ先
日本電信電話株式会社
研究企画部門 プロデュース担当
03-6838-5382
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